コニー・蛮倉庫

ただの日記。生きた証。

胆嚢摘出手術 手術編

朝から採血と浣腸をする。
ちなみに、深夜に下剤でトイレ何回か行き来していた。
下剤飲む前に1回出しているので、ほとんど水だったけど。
浣腸は、orzな体性でされるのかと思ったが横に寝転がってオシリ向ける体制だった。
浣腸の管をガッツリ肛門に入れられて、薬を中出しされた。
無茶苦茶気持ち悪かったが、中に出されるのってこんな感じなのね。
細い管でこんな感触だから、実物大が入って来ると思ったら…。
妄想はさて置き、これですべてを出し切ったので準備万端。


手術でよく着る手術服に着替えて、ストッキングみたいな靴下を装着。
この靴下は、エコノミー症候群にならないようにするためらしい。
長さが太ももまであり、バレリーナが履いているような感じの靴下である。
手術は15時くらい予定だったが、前が延びて16時半くらいだったかな。
いざ、呼ばれて手術室いくと自分の名前・生年月日・何の手術をするか問われる。
これは、誤認で手術しないようにするためらしい。なるほど。
その後、奥に連れて行かれテレビで見るような手術室が映りこんだ。
まさか生でこの手術室を見る日がくるとは思わなかったな。
ベッドに仰向けになり、いろいろ装置を付けられて、そして全身麻酔へ。
麻酔入ります。という言葉と共にすぐに意識が飛んでいった。


起きた時には、手術終わってベッドで移動しているところだった。
口から肺に管入っているので、目覚めは海で溺れてるような感じ。
もちろん、息ができないので起きたアピールを必死でする。
アピールが届くと呼吸の管を抜いてくれて酸素マスクを装着された。
そこからも、めっちゃ息苦しくてパニック状態だった。
とりあえずベットの頭を起こしてもらって呼吸を整える。
息をしても全然息が足りないという言葉では言い表せない状態だった。
ここで、俺はもう絶対手術なんてしたくないと思った。


さて、手術も無事に終わってこれでめでたしと思ったら、ここからが本当の地獄だった。
目を開けると見知らぬ天井で、そのまま部屋には帰れていないようである。
足には、靴下の上から随時マッサージが施す機械が装着されている。
首には酸素マスクがあるが、正直普通に外の空気の吸っている方が楽である。
看護士にも許可をもらい、酸素マスクを口の横の方にズラして置いておいた。
酸素マスクの方が酸素濃度が濃いので治りが早く、できれば付けておいてほしかったらしいが。
こっちとしては、息苦しさと引き換えにするなら、多少治り遅くても問題ない。
あとは、点滴や心電図いろいろ繋がっており、目の前に自分の状態が写っている。
これ、少しでも寝返りで動いたりすると、エラーみたいな音出してめちゃくちゃウザイ。
エラーが出ても看護士がやってきたりはせず、すぐに鳴り止むけどいいのかそれで。
尿道カテーテルも繋がっていて、凄い股間に違和感がある。
尿意を感じるが、勝手にオシッコが出ていくようななんともいえない感じ。
結果的に、腹腔鏡手術で事なきを得たが手術後なのでさすがにお腹痛い。


さて、このほぼ動けない状態で、朝の9:00まで耐えないといけない。
心電図に表示されている時刻は21:00で、あと12時間という長い戦いである。
手術開始が遅れた分、多少時間的には楽になっているがね…。
まず、痛みで眠れないので刻々と時間を過ぎるのを待つしかない。
あと、靴下のマッサージ音と心電図のエラー音も地味に煩く起きてしまう。
何回も、心電図に表示されている時間を見ては絶望する感じだった。
あと、同じ体制で寝ていると腰がすぐに痛くなってしまう。
これは、ナースコールで寝返りしたいと言えば解消された。
1時間置きくらいにナースコールしてしまう本当に申し訳ないと思っている。
そんな地獄をずっと過ごす1日となるのであった。
胆嚢摘出手術 手術後編1 に続く。